気象教材ギャラリー

私は航空気象学の授業を担当しています。気象現象の立体的な姿をわかりやすく伝えたい、試行錯誤しながら作っている教材をご紹介します。Wvisの開発版を利用しています。

教育・訓練の現場でご苦労されている皆さま、気象教育に関してアイディアをお持ちでしたらお知らせください。

低気圧・寒冷前線面・温暖前線面とジェット気流の位置関係を表現した教材です。ジェット気流は取り外せるようになっています。3Dプリンターによる造形です。

・オレンジ色：温帯低気圧にともなう寒冷前線面・温暖前線面
・白：ジェット気流(120kt)
・水色：ジェット気流(150kt)

台風の進路を説明するために、ジェット気流との位置関係を表現した教材です。3Dプリンターによる造形です。

・オレンジ色：台風の中心付近の暖湿気(等相当温位面)
・緑色：ジェット気流(110kt)

FXJP106とFXJP112は主要航空路に沿った断面の天気図ですが、初めての学生にはその断面を理解することはなかなか難しいです。そこで、FXJPを断面に沿って折り曲げ、FBJPと組み合わせた(直立させた)教材を作りました。透明アクリル板と3Dプリンターによる造形です。

・オレンジ色：ジェット気流(145kt)

天気図は気象庁提供

・FBJP：国内悪天予想図
・FXJP106・112：国内航空路6・12時間予想断面図

気圧傾度力、コリオリ力、摩擦力と風向を表現する教材です。紙と3Dプリンターによる造形です。

・授業での学生の反応が今一つだったため、ただいま改修中